北ガスジープレックス株式会社
工業高校卒・2019年入社。現場統括(施工管理)を担うことを見据え、さまざまな現場で配管工事の実務を学んでいる。
北ガスジープレックス株式会社
異業種での仕事を経験した後、2020年6月に入社。現在は北ガス内管工事協力会にて、配管工事を基礎から学んでいる。
北海道ガス株式会社
2018年入社。施工管理グループに所属し、協力会社とともにガス配管やガス機器設置工事に臨んでいる。
(※掲載情報は2021年3月時点の内容です。)
僕は北ガスに入社して4年目になるところです。僕の主な仕事は、戸建て住宅の新築工事に伴うガス工事の工程管理や技術的なサポート。こんな感じで、自己紹介から始めていきましょう。
僕は北ガスジープレックス株式会社で、村上さんと同じ工程管理者、現場統括を目指しています。今はその教育期間という段階で、毎日現場に出て配管に触れ、工事の進み方や配管作業のやり方などを体で覚えているところです。
もう本当に、職人さんと一緒に作業をしている感じ?
そうです。職人さんの補助をしながら、少しずつガス管を触らせて(作業させて)もらったりしています。現場統括目線で勉強中という感じですね。
鈴村さんは本支管を扱う導管工事部所属ですから、わりと大掛かりな作業が多いですよね。内管を扱っている成田さんはどんな感じですか?
僕たちは、主にテナントビルや戸建て住宅のガス配管を行う仕事をしています。建物敷地内のガス管埋設工事や、ガスメーター周りから機器までのガス配管工事を行っています。2020年6月に入社したばかりなので、もう毎日親方(先輩)についていくだけで必死という感じですね(笑)。
実際には、毎日どのような作業を?
たとえばテナントビルでの配管工事でしたら、今のところ僕に任せてもらっている作業としては、配管を寸法通りに切って現場に運び込むという部分です。僕はゼロからのスタートを切ってまだ間もないですから、早く工具の名前などを覚えて、多くの作業を任せてもらえるようになりたいですね。そのためには、毎日の積み重ねが大事だと思っています。
そもそも、どうしてガス工事業界に興味を持ったのかな?
僕は工業高校出身ですので、やっぱり専門的な分野に興味を持っていました。学んできたのは電気科でしたので、電気とはまた違った方面にはなりましたが、ガスの「専門職」という部分に魅力を感じて入社を決めました。インフラに興味があったと言えるかもしれませんね。
「工事業界」にも興味はあったの?
そうですね。体を動かして行う仕事のほうが自分には合っていると考えていましたので。
僕の場合は、全く異なる業界からガス工事業界に移ってきたのですが、そこには「人の縁」がありました。たまたま北ガスグループの社員の方々と知り合う機会があって、「エネルギー関連に興味があるなら、挑戦してみたら?」ということで、飛び込んでみることを決めたんです。
そうなんだ! ちなみに、ガス工事業界のイメージって、どんな感じでした? 飛び込んでみて、そのイメージって変わりました?
その知り合いの方からお話を聞いた限りでは、「ガスの配管やガスメーター周り、ガス配管全般に関わる仕事」とのことでしたが、その時は全くイメージが湧かず(笑)。これは「とにかく、やってみなければわからないな」と。
自分でモノを作ったりとか、そういったところが「面白そう」という感じだったのでしょうか?
そうかもしれませんね。またそれ以上に、経験を積んで資格を取得していけば「独立して一人でやっていける業務がある」とも聞いていたので、「それ、楽しそうだな!」と思っていました。今は、将来的には「独立してやってみたい」という部分が目標の一つになっているんですよね。
仕事の面白さ、どんなところに感じますか? 逆に、辛さという部分は?
今はまだ補助的な仕事ですが、それでも一つひとつの配管を仕上げていく部分には、面白さを感じていますね。「この仕事は面白い」という実感につながった部分です。
いくつものパーツが組み上がって「モノ」になっていく面白さ、ありますよね。
つらいと感じる部分と言えば、今は体力的なところですね。体がまだ、仕事に慣れきっていないので。
体を動かす仕事ですから、慣れないうちはきついと感じるかもしれませんね。導管工事の場合は、重機が活躍する場面が多いと思うのですが。
そうですね。導管の場合は、一つひとつの部材が200kgとかですからね(笑)。仕事の楽しさで言えば、もちろん先輩や統括の指示はありますが、自分で「こうしてみよう」と決められる場面は多いものです。そこに面白さを感じます。それに現場は、作業が進むにつれて日に日に変化していきますので、そうしたところにも楽しさを感じています。
つらいと感じることは?
そうですね。現場で一緒に仕事に臨んでいる人たちの年齢層かな。皆さん、僕の両親よりも年齢が上で、その中に20代が一人(笑)。でも僕は、そうした環境を「楽しめている」と思っています。
確かに、ベテラン配管工の皆さんが多くなるほど、年齢層は上がりますよね。
でも僕は、将来的には施工管理者ですから、今のうちから「こうしてください」と指示を出す練習をしていかなければと思っているんです。だから、「本当に今、自分手を離せないんで、いいですか?」なんて揉み手しながらみたいな(笑)。でも、皆さん優しいですよね。
そうですよね。初めて「こうしてください」と言わなければならないとき、最初の「一歩」を踏み出すには勇気が必要ですけどね(笑)。
僕の場合は、まだ「一番下の立場」に居られるので、そうした苦労は感じたことはないんですよね。これから経験することになるでしょうか。
指示を出す場面だけでなく、現場で仕事のことを質問するタイミングにも気をつかうことがあります。作業に集中しているときにあれこれ話してもらうわけにはいかない。だから、まずは「見て覚える」ということって、とても大切だと思うんです。
そうですよね。誰かが作業をしている間、周りの人たちの動きを見ておくことも大事ですし、そこから「自分もこう動けば良いのか」という気づきも得られる。
そうなんですよね。だから見て覚える。逆に、見なければ覚えられないことのほうが多いと思うんです。言葉として聞くよりも、見たほうが早い。僕は「見て覚える」ということの大切さを、毎日実感しています。
そうやって毎日仕事を覚えて行きながらですが、今感じている「仕事の魅力」などを最後に聞かせてください。
僕は、ガス業界やガス配管のことを何も知らないまま飛び込んで来たので、とにかく「不安だらけ」でした。実は「おっかないイメージ」を持っていたくらい(笑)。ですがそうした自分、「不安だからやめておこう」と考える自分自身のままで居続けるより、知らない業界でも飛び込んでみて「自分を変えていきたい」と考えたんですよね。
勇気が必要だったのでは?
はい、それはもう(笑)。でも「汗をかきながらする仕事への憧れ」が心の中にあったので、今は「仕事をしている」という実感を得られて楽しいです。この先は、もっと仕事を楽しめるように「早く一人前になりたい」、先輩などの助けが無くても「一人で仕事を進められるようになりたい」と思っています。
ガス工事業界に「興味があるかもしれない」という人が居たら、何て声を掛けますか?
そうですね。多少はタフさが求められる業界(笑)ではありますけど、目標を持っていれば「真っ直ぐ目標に向かっていける業界」だと思います。だから「まずは飛び込んでみてほしい」ということです。
ありがとうございます。鈴村さんはいかがですか?
まだミスをしてしまうことがあって、仕事を「楽しめるレベル」には届いていないかもしれません。先日も工事の詳細についての伝達ミスがあって、注意されてしまったばかりですし(笑)。
将来、現場統括をしていくとなると伝達やミーティングは重要ですよね。
そのようなことが少しずつわかってきたところです。緊張感を持って仕事に臨んでいられることが「楽しい部分」なのかもしれませんね。でも、現場は決して〝殺伐とした雰囲気ではない〟ところが気に入っています。緊張感と和気あいあいのバランスが気持ち良い仕事です。
その感覚、わかります。
そういう意味では、体を動かす仕事でもありますが「人とのコミュニケーションが好き」という皆さんにも、ぜひ知ってもらいたい仕事だと思っています。
チームで「一つのモノを創りあげていく楽しさ」もあるのでは?
ありますね。学生時代に例えれば、ずっと「学園祭の準備中」みたいに思える部分があります。その楽しさを味わっていくためにも、僕も早く仕事を覚えて「一人前」を目指していきたいと思っています。
ありがとうございました。
[配管匠人の所属会社]:北ガスジープレックス株式会社