INTERVIEW

インタビュー 内管 #02

“やりすぎてちょうどいい”
安全への信念と30年の軌跡

小田島 忍

所属:
株式会社ホクブ/1995年入社
学歴:
稲陵中学校 陸上自衛隊
職種:
設備G 供給管工事

入社のきっかけ

偶然から始まった、ガス業界の道

自衛隊退職後、次の仕事を探すまでの“つなぎ”としてこの会社に入社し、最初は交通誘導員として働いていました。そこでガス工事を目にし、道路を掘り起こしてガス管を設置する作業に強く惹かれたんです。『面白そうですね』と現在の上司に話しかけたところ、『やってみないか』と声をかけられ、私の人生は一変しました。北海道ガスの緊急保安グループで16年間、ガス臭などの緊急対応に携わり、現在は、お客様のお宅にガスを供給する工事のリーダーとして、若手を指導しています。偶然の出会いが、生涯の仕事につながった瞬間でした。

業務に携わってよかったこと

暮らしを支える、感謝の連鎖

この仕事の魅力は、人々の生活に直接寄り添えることです。お客様から感謝の言葉をいただいた瞬間に、何よりのやりがいを感じます。何もないところから道路を掘り起こし、生活に必要なインフラを構築していく―その過程で最初に『これだ!』と感じた時の印象は、今も全く変わりません。特に印象に残っているのは、飲食店の営業を続けられるよう、状況に合わせて柔軟にガス工事を行った際、お客様が大変喜んでくれたことです。目には見えにくい部分で社会を支えている仕事の価値を、日々実感しています。

目標にしていること

継承する技術、守り抜く安全

先輩から教わった『やりすぎてちょうどいい』という安全への姿勢を、常に意識して仕事に取り組んでいます。それに『プラス1』の気持ちで業務にあたること、これが私の信条です。また、現場を美しく保つことも大切にしています。作業が終わった後は周囲をきれいに整え、飛んでいるものまで拾い集めて帰る—この姿勢も先輩から受け継いだ教えです。今度はこの思いを次の世代に伝えていくこと、それが私の使命だと考えています。技術だけでなく、仕事への姿勢も含めて継承していきたいです。

休日の過ごし方

心身の充電、究極のリフレッシュ法

休日は思い切り睡眠をとることを大切にしています。2時間や10時間など、体が求めるままにしっかり休息をとるようにしています。睡眠は体力回復だけでなく、バイタリティのバロメーターでもあると考えています。プロ野球選手の大谷選手も睡眠を重視していると言われるように、体を使う仕事だからこそ、しっかりとした休息が必要なんです。毎日の現場での緊張感や体力勝負の仕事を続けるためには、休日のリセットが不可欠。充実した休息があるからこそ、また新しい週を元気に始められるのだと実感しています。

就活生へのメッセージ

人とのつながりが財産になる業界へ

この仕事で最も大切なのは、技術よりもまずコミュニケーションです。入社時の不安は誰にでもありますが、ガス工事の世界には、その不安を取り除いてくれる仲間がたくさんいます。見た目は怖そうな人でも、話してみると驚くほど親切。『身内』になれば、本当の温かさを感じることができます。10人いれば9人は助けてくれる、そんな業界です。インフラを支える仕事は、人々の暮らしに直接貢献できる喜びがあります。技術は徐々に身につきます。まずは一歩踏み出してみてください。